おやすみ前の寒さ対策
寒い日の寝室では、エアコンや電気毛布を使用される方も多いでしょう。これらはたしかに即効力がありますが、使用しすぎると体温調節のリズムをみだす原因にもなるようです。そこで今回は「カラダにもやさしい」という点も踏まえた、就寝時の寒さ対策をご紹介します。
point.1カラダの寒さには「湿度」も関係している
お部屋をあたためるアイテムとして、加湿器が有効であるのをご存知でしょうか。正確には加湿によって室温が上昇するわけではなく、わたしたちの体感温度に変化を与えてくれます。たとえば湿度が40%上昇すると、同じ室温のままでも体感温度は約2℃上昇するといわれています。乾燥した空気はお肌やのどだけでなく、実は寒さにも影響することのようです。
冬の住まいでは「温度20℃」「湿度50%」が、快適に感じる空気調和の目安です。エアコンの暖房設定は低めをこころがけ、同時に加湿器も使用してみましょう。暖房+加湿の組み合わせは、カラダにも家計にもやさしい住まいのあたためかたです。

室温20℃で湿度10% →加湿→ 室温20℃で50% 体感温度2℃上昇!

■「濡れタオル加湿」は、干しかたが大事
身のまわりのものを使った加湿では、濡らしたタオルを室内にかけておく方法がおすすめです。その場合バスタオルなどよりも、ハンドタオル数枚を縦干しするほうが水分が飛びやすく効果的です。エアコンの暖風があたりやすい場所にかけましょう。

point.2羽毛布団は「毛布の下」に敷くほうが効果的
羽毛布団と毛布をあわせて使用する場合、毛布の上に羽毛布団をかけていらっしゃるご家庭が比較的多いようです。ひとそれぞれ肌ざわりのお好みなどもありますが、あたたかさと健康面でえらぶと「毛布の下に羽毛布団」のほうが断然おすすめです。
化学繊維でできた毛布は汗を吸収・発散しにくいため、直接肌にふれるように使用するのは冬場でもあまり好ましくありません。いっぽう羽毛布団は高い保温効果にくわえて、汗の吸収・発散作用にもすぐれています。睡眠中おこなわれる体温調節の妨げにならないので、直接肌にふれる掛け布団として適しています。毛布の肌ざわりがお好みの方も、ぜひお試しください。

羽布団を上、毛布を下 → 羽布団を下、毛布を上

■こんな布団は要注意!
「毛布の下に羽毛布団」は、良質の羽毛布団を前提にしたおすすめ方法です。羽毛が袋のなかで片寄っている布団などは、体温であたたまった空気がすぐに逃げてしまいます。また、羽毛布団の上にかける毛布の重さにもご注意を。重い毛布だと、羽毛布団がつぶれてしまいます。

point.3冷えの改善は「体幹」をあたためることが大事
単に防寒着としてだけでなく、冷えやすいカラダを改善するのにもおすすめなのが「腹巻き」です。近ごろは医学界で注目され、ファッション性の高い商品も販売されるようになりました。 寒いときに意識しやすいところは手足の指先などですが、カラダをあたためるとき大事なのはむしろ体幹(大きな筋肉がある部分)です。おなかはその代表的なところ。腹巻きをしていると全身の血流をよくし、冷えにくい体質をつくるほか万病予防にもつながります。さらに女性の場合は子宮もあたためられるので、生理痛対策としても効果的。腹巻きは、寒い時期にかぎらずおすすめできる健康アイテムです。

■体温は、1℃の違いが大きな違い
日本人の平均体温は、いまから50年ほど前は36.8±0.34℃でした。現在ではそれよりも約1℃低くなっているといわれます。体温はたった1℃低くなるだけで免疫力が約30%低下。逆に1℃上昇すると代謝が約12%アップます。カラダ(特におなか)の冷えについては季節問わずご注意ください。

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