日本の夏は高温多湿。うっとうしい天気のつづく毎日だからこそ、気分を左右するお部屋の雰囲気づくりが活きてきます。そこで今回はちょっとしたアイディアで清涼感を 得られる、夏向きのインテリア術をご紹介しましょう。
寒い季節には「暖色系」、暑い季節には「寒色系」など、お部屋の体感温度をカラーで変えるという方法は、インテリアの基本としてご存知の方も多いのではないでしょうか。暑さの本番を迎える夏にはこのコツを踏まえつつ、アイテムの素材にも意識を向けてみましょう。
清涼感のある素材の代表例といえば「ガラス」。光の反射によって美観を高めることから、ギラギラとした陽射しも味方にしてくれます。また実際触れるとヒヤリとするイメージも、視覚から体感温度へと影響を与えているようです。飾るときのポイントはカラーのある物と組み合わせること。そうすることでガラスの質感を認識しやすくなり、よりオシャレにお部屋の清涼感を演出できます。
たとえば気温30度で湿度70%という気候条件を、ご自宅で体感するのと、景観のよいリゾートで体感するのとでは、気持ちのうえでは同じ暑さとは思えません。つまり季節の快適さとは、イメージとも密接な関係にあるといえます。この夏はエアコンに頼って温度や湿度を調節するだけでなく、「暑さを楽しめる雰囲気のお部屋」を演出してみるのはいかがでしょうか。
南国のムードを演出するなら、グリーンを活用するのがいちばんです。たとえば食卓にお料理を並べる際に大きな葉っぱを敷物がわりにするなど、観葉植物を飾る以外にもグリーンの活用方法は考えられます。日ごろ目に入りやすいスペースから、ムードづくりをはじめてみましょう。
夏向きのお部屋づくりには、@見た目から涼しさを感じられる A肌から涼しさを感じられるというふたつの視点が大切でしょう。そこで直接肌に触れるファブリック類は、汗をかいたときでも心地よい素材を選びたいもの。特におすすめなのは「麻」です。綿に比べても吸水性や発散性が高く、また丈夫で汚れが落ちやすいのも特徴。夏向きの柄を選べば、見た目にも肌にも涼しいインテリアとなります。
また床敷物の素材でおすすめなのは「イグサ」です。熱伝導率が小さく、ひんやりとした肌ざわり。また素材がもつ独特の香りも、夏のお部屋にさわやかな雰囲気をもたらしてくれるでしょう。和室のイメージが強い素材ですが、市販品の中には洋風デザインの敷物も様々な寸法で出ています。お部屋の足もとからも涼を感じてみてはいかがでしょうか。
※破損の恐れもありますので、ガラス製品の飾り方にはご注意ください。