彩る&食べる 花のきれいな野菜づくり
4月〜5月が植えどきの夏野菜には、きれいな花を咲かせるものがあります。育てた食材を味わう喜びに加え、育つ過程ではその美観も楽しめる…。家庭栽培においては、特に魅力が大きいと言えるでしょう。今回は、「美」と「味」で暮らしを彩る夏野菜のプランター栽培をご紹介します。
おすすめ野菜その1オクラ ー朝にだけ咲き誇る《野菜一》の花
夏を越しても楽しめるオクラは、家庭栽培のメリットが高い植物です。薄黄色がかった白い花びらと、赤く染まった付け根のコントラストは、すべての野菜の中で一番とも評される美しさ。花がしぼんでからできる実は、筋張りがないうちに収穫すると、より美味しく召しあがれます。
種まき時:5月 発芽温度:25〜30度オクラは筋張りする前に収穫
種まき時:5月
発芽温度:25〜30℃

@準備〜種まき
オクラの種は硬いため、前の晩から水に浸して吸水率を上げるのが最初のポイントです。直根なので直播きもおすすめできますが、ポットの場合は3〜5粒ずつ種をまき、日の当たる場所で管理しましょう。発芽後は草丈50〜150cmにも達するので、大きめのプランターのほかに支柱もご用意ください。
オクラは
筋張りする前に収穫

A発芽〜収穫
種まきから10日ほどで発芽します。本葉が3〜4枚の頃にプランターに植えつけます。1ヵ所2本植えとし、早期収量を高めるのが得策です。追肥は、週1回の液肥を使用。開花すると1日程度ですぐに結実します。5〜6cmくらいの実を目安として、柔らかいうちに収穫しましょう。
おすすめ野菜その2ナスー可憐な紫の花と個性的な雄しべー
薄紫色に染まる花びら、それにバナナのような形をした雄しべも存在感を示すのが、夏野菜の代表格・ナスです。「千に一つの無駄なし」と云われるほど着果性が高く、収穫が多いのが特徴。調理方法も様々ですので、この夏の栽培を機に、新たなナスメニューにチャレンジしてみるのも良いかも知れません。
○高温・たっぷりの水 ×低温・多湿プランター栽培なら2本仕立て
種まき時:4月
発芽温度:25〜30℃

@準備〜種まき
育苗ポットに3〜5粒ずつ種を入れます。発芽しやすいよう、種が隠れる程度に軽く土をかぶせましょう。ナスは、強い日差しと高温を好みます。植えつけの時期が早まると生育が悪くなりやすいのでご注意ください。また、多くの水やりを要しますが多湿は苦手です。
プランター栽培なら
2本仕立て

A発芽〜収穫
発芽後のポイントは、整枝。プランター栽培では2本仕立てが望ましいです。一番花が咲く頃、主枝と一番花の上にある脇芽1本、計2本を残します。実を収穫したら、実の下の葉を残して切り詰めてください。なお追肥は、実がつきはじめてから10日に1回が目安です。
おすすめ野菜その3キュウリー夏のエネルギーを感じる黄色の花ー
キュウリの場合、実をつける雌花とつけない雄花の2種類が咲きます。どちらも夏らしい鮮明な黄色に染まり、長い時間鑑賞できます。鮮度を知る目安は表面のイボ。鋭利なうちは香りがみずみずしく、歯切れの良い食感で召しあがれます。成長が早い野菜なので、程良い大きさに実ったらすぐに収穫しましょう
種まき時:〈春〉4月下旬 〈夏〉6月中旬〜7月上旬 発芽温度:25〜30℃ 新聞紙市販品よりも小さめが収穫のタイミング
種まき時:〈春〉4月下旬
     〈夏〉6月中旬〜7月上旬
発芽温度:25〜30℃

@準備〜種まき
キュウリの家庭栽培に適しているのは、春植え(4月上旬)と夏植え(6月中旬〜7月上旬)の2期あります。霜を避けられる時期、育苗ポットに3〜4粒ずつまきます。発芽には日光を必要としないため(暗発芽)、新聞紙などで覆いましょう。外気温がおよそ20〜25℃になると芽がでてきます。
市販品よりも小さめが
収穫のタイミング

A発芽〜収穫
落花から実がなるまでには10日もかかりません。キュウリはあっという間に成長しますので、プランターで管理できる栽培を第一優先とし、欲張らず適切なサイズで収穫しましょう。葉が7〜8枚くらいまでついた実や、主茎と葉の間から多く出てくる脇芽は、いずれも小さいうちに取り除いてください。

3種の夏野菜共通 栽培に用意するもの

■各野菜の種
■育苗用ポット
■大きめのプランター(深さ30cm程度)
■鉢底ネット ★プランターの底に敷きます

■鉢底石 ★プランターの底に敷きます
■培養土 ★野菜用の市販品がおすすめです
■肥料 ★追肥時に使用します
■支柱 ★プランターに立てます

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