新習慣 お風呂をもっと楽しむために
風が吹きすさび、住まいの温もりには格別ありがたみを感じる季節。1日の中で入浴を貴重な時間と感じている方も多いのではないでしょうか。しかしその利用に際しては、健康上注意しなければいけない点が多々あります。そこで今回は、お風呂にまつわる3つの「新習慣」をご提案いたしましょう。
ポイント1身体だけでなく「脱衣所」も温める
浴槽にじっくり浸かって様々な効能を得る習慣は、日本独特のものといわれています。一方で、お風呂に関して海外のほうが合理的に習慣化されていることもあります。それは入浴者の身体にとって重大な、脱衣所の温度調整です。 室温の変化は、血圧や自律神経が切り替わるタイミング。その切り替えがはげしいと、血流の異常・心筋の収縮などの引き金となる「ヒートショック」を起こす恐れがあります。当然、脱衣・入浴・着衣の流れにおいては十分に注意する必要があります。脱衣所に暖房器具がないご家庭の場合(※)、浴槽のフタを開けて湯気で脱衣所を予め温めておきましょう。とかく急激な温度差を生まないことを心がけてください。
※脱衣所に暖房器具を設置した家は、海外では多く見られます。
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■ヒートショックを起こさない室温差
「24℃±2℃」

日本では1年に万単位の入浴事故があるといわれます。中でも多いのが室温の温度差が及ぼす健康危害「ヒートショック」。局所的に暖房を使用していると、身体への負担がさらに高まりやすくなるので危険です。冬場における室温の奨励値は、リビングより2℃高い24℃±2℃とされています。
■浴室内にも温度差あり
厳密には同じ浴室内である「浴槽」と「洗い場」も、身体に負担を与え得る温度差があります。シャワーなどを利用して洗い場も温めておきましょう。
ポイント2浴室カビ予防策の1つに「残り湯」
カビは、温度(20〜30度)・湿度(75%以上)・栄養分の3条件がそろうとすぐに増殖します。空気中にはカビの胞子が常に浮遊。中でも湿りやすく汚れやすい浴室には注意が必要です。カビは美観だけでなく健康にも支障をきたしますので、浴槽や壁面はもちろん、洗面器・椅子・小物類などの衛生にも日頃から意識をもっておきましょう。カビ予防に活用できる意外なツールに、残り湯があります。浴槽の排水時には、洗面器など入浴雑貨各種を入れ、減っていく湯にタオルを浸しながら汚れをこすってみましょう。すると洗剤なしでも、簡単に表面の汚れを取り除くことができます。排水後の浴槽すすぎもお忘れなく!
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■「湯アカの原因」が湯アカを落とす
汚れ落としに残り湯を利用するのには意味があります。「ただ捨てるにはもったいない量だから」というだけでなく、皮膚から出た脂分が汚れ落としの効果を発揮するからです。衣類の洗濯水に残り湯を利用する場合でも、同様の効果が得られます。
■身体の脂分は高齢者の入浴にも有効
「さら湯は身に毒」とは、湯に身体の脂分が含まれていないことから高熱が伝わりやすく、また必要なミネラルなどが奪われやすいため、かえって疲労や血圧上昇につながる恐れを表しています。実のところ、蒸留しただけの水質で入浴するのは健康上望ましくありません。一番風呂には、入浴剤や天然塩(一つまみ)などを使用することをおすすめします。
ポイント3水分補給は「入浴前」がより大事!
たくさんの発汗がある入浴と水分補給との結びつきは、ご想像に容易いところです。しかし、「お風呂上がりの至福の一杯♪」という考え方があるためでしょうか、一般には、入浴後だけ水分補給に気をつかっているというケースが多いようです。敢えて順位をつければ、入浴後よりも入浴前のほうが水分補給は大切な行為です。血液の粘度が増してからでは意味が薄れてしまいます。ドロドロの血液は、脳梗塞や不整脈の原因。入浴の前と後にコップ1杯程度の水分補給をすることを習慣化しましょう。
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■入浴15分前の水分補給
血液をサラサラにする水分の効果は、補給してから15分程度かかります。従って入浴前の水分補給は、「入浴15分前」と覚えましょう。なお、“ガブ飲み”は血液中の水分が急に増え、血圧が上がる恐れもあります。「コップ1杯程度」という補給量もポイントです。
のどが乾く前にも水分補給!
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