捨てるの待った!食材から生まれるメンテナンス術
今回の主役は、日頃そのまま捨てられがちな“食材の要らない部分”。調理後に残る青果の「皮」や「芯」、ティータイムに残る「茶ガラ」や「豆カス」等々、これらの中にはお住まいの様々なところで役立つものもあります。秋が旬の青果を中心に、食材を再利用したメンテナンス術をご紹介していきましょう。
point1野菜や果物のくず
調理したらすぐ再利用!食器から衣類まで汚れ落としに大活躍
ジャガイモの皮でガラス磨き
ジャガイモは、お料理ではもちろん、お掃除でも多くの活躍の場をもっている野菜です。断面が乾く前の「皮」にはクレンザー作用があり、ご家庭のガラス磨きに適しています。したがってジャガイモの調理後は、ガラス食器をキレイにするチャンス。断面を使って磨き、水でサッと流せば曇りがとれます。
また洗面所や浴室にある鏡の場合、日頃から「皮」で磨いておくと曇り止めの効果も望めます。こちらは水洗いではなく、必ず乾拭きで仕上げましょう。
ジャガイモ
大根は“エコ掃除”の宝庫
大根は、「ヘタ」「おろし汁」「葉っぱ」がいずれも再利用できます。「ヘタ」は、断面をこすりつけて使うことで、《まな板のヌメリ》《鍋や包丁の汚れ》などの除去に効果があります。「おろし汁」は、酵素の作用で障子の黄ばみとりになります。霧吹きに入れる、ハケに塗るなどして効率よく使用しましょう。
そして「葉っぱ」は、浴槽の湯アカ防止になります。2〜3日天日干ししてからストッキングなどに詰めたものを入浴剤(=大根風呂)として使用。疲労回復効果を得られるとともに、浴槽に湯アカがつきにくくなります。
大根
リンゴで鍋の黒ずみ落とし
アルミ鍋の表面をカバーしている膜(酸化皮膜)は、酢などの酸性成分やコンニャクなどのアルカリ成分によって傷みやすく、一度傷むと水道水に含まれる塩素などでも黒ずみを生じます。そこで活躍するのが、リンゴに含まれる酸です。まず、鍋にリンゴの「芯」や「皮(1個分)」を入れます。8分目の水を加えて15分ほど煮立たせましょう。それらを捨ててからスポンジで洗うと、鍋の酸化被膜が再生。膜ができる前に使用するとすぐに黒ずんでしまいますので、充分に乾燥させるのがポイントです。
リンゴ
ホウレン草でシャツの黄ばみ落とし
秋の野菜・ホウレン草の「ゆで汁」の意外な活用法もご紹介しましょう。汁に含まれるシュウ酸は、酸化したタンパク質を分解して水に溶けやすくする効果をもちます。これを利用し、シャツの黄ばみを落としてみましょう。方法は「ゆで汁」をバケツにうつし、シャツを10分ほど浸すだけ(黄ばみ部分を軽くもんでおくと汚れが落ちやすくなります)。後は普段と同じように洗濯機で洗いましょう。 また、カーペットにできたお茶などのシミは、「ゆで汁」を吸わせた雑巾でたたくようにしてふき取ると、シャツの場合と同様の効果が望めます。仕上げにドライヤーでよく乾かせば完了です。
ホウレン草
point2飲み物などの絞りカス
使用時まで保管可能!消臭作用も同時に済ませる優れモノ
茶ガラで“ホコリをたてない”掃き掃除
緑茶をつくった後の「茶ガラ」は、床掃除に最適です。適度に乾燥させた「茶ガラ」を畳や床の上に撒いてから床(フローリングや畳)の掃き掃除をすると、「茶ガラ」がホコリを吸い寄せる効果を発揮します。さらに、含まれるカテキン成分によって消臭&除菌作用も同時に済ませます。ホコリ等のアレルギーの方には特におすすめです。玄関や下駄箱のお手入れにもどうぞ。
茶ガラ
コーヒーの豆カスには
ワックス効果もあり

茶ガラと同様、コーヒーの豆カスも床掃除に適しています。ドリップして出た豆カスを天日干しし、古いストッキングや薄めの布袋に詰めておきます。フローリング磨きに利用すれば、豆カスに含まれる油分がワックス効果も与えてくれます。その他、掃除機に吸わせることで排気のニオイを抑えるという利用法もおすすめです。お部屋の芳香剤の邪魔をせずに掃除機をかけることができます。
コーヒーの豆カス
生レモンで電気ポットを洗浄
レモンは、市販洗剤にも使われる通り、汚れの分解や消臭&除菌の作用をもっています。たとえば、電気ポット内のお掃除。レモンの「絞りカス」をポットに入れてお湯を沸騰させ、取り出してからもう一度沸騰させると汚れが浮きあがります。パイプ部分も洗浄されますので、お湯を捨てるときは注ぎ口からも流しましょう。レモンティーを味わったついでに、電気ポットを洗浄してみるのはいかがでしょうか。
レモンの搾りカス
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