4月〜5月が植えどきの夏野菜には、きれいな花を咲かせるものがあります。育てた食材を味わう喜びに加え、育つ過程ではその美観も楽しめる…。家庭栽培においては、特に魅力が大きいと言えるでしょう。今回は、「美」と「味」で暮らしを彩る夏野菜のプランター栽培をご紹介します。
夏を越しても楽しめるオクラは、家庭栽培のメリットが高い植物です。薄黄色がかった白い花びらと、赤く染まった付け根のコントラストは、すべての野菜の中で一番とも評される美しさ。花がしぼんでからできる実は、筋張りがないうちに収穫すると、より美味しく召しあがれます。

薄紫色に染まる花びら、それにバナナのような形をした雄しべも存在感を示すのが、夏野菜の代表格・ナスです。「千に一つの無駄なし」と云われるほど着果性が高く、収穫が多いのが特徴。調理方法も様々ですので、この夏の栽培を機に、新たなナスメニューにチャレンジしてみるのも良いかも知れません。

キュウリの場合、実をつける雌花とつけない雄花の2種類が咲きます。どちらも夏らしい鮮明な黄色に染まり、長い時間鑑賞できます。鮮度を知る目安は表面のイボ。鋭利なうちは香りがみずみずしく、歯切れの良い食感で召しあがれます。成長が早い野菜なので、程良い大きさに実ったらすぐに収穫しましょう

3種の夏野菜共通 栽培に用意するもの
■各野菜の種
■育苗用ポット
■大きめのプランター(深さ30cm程度)
■鉢底ネット ★プランターの底に敷きます
■鉢底石 ★プランターの底に敷きます
■培養土 ★野菜用の市販品がおすすめです
■肥料 ★追肥時に使用します
■支柱 ★プランターに立てます
発芽温度:25〜30℃
@準備〜種まき
オクラの種は硬いため、前の晩から水に浸して吸水率を上げるのが最初のポイントです。直根なので直播きもおすすめできますが、ポットの場合は3〜5粒ずつ種をまき、日の当たる場所で管理しましょう。発芽後は草丈50〜150cmにも達するので、大きめのプランターのほかに支柱もご用意ください。
筋張りする前に収穫
A発芽〜収穫
種まきから10日ほどで発芽します。本葉が3〜4枚の頃にプランターに植えつけます。1ヵ所2本植えとし、早期収量を高めるのが得策です。追肥は、週1回の液肥を使用。開花すると1日程度ですぐに結実します。5〜6cmくらいの実を目安として、柔らかいうちに収穫しましょう。