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Vol.3 間取り図の見方
不動産広告に掲載されている「間取り図」のチェックポイントをご紹介します。間取り図から読み取れない内容については事前に整理しておくことで、現地下見の際に重点的に確認したり質問できるようにしておきましょう。
間取り図で使われる用語の解説はこちら
種類
間取り図は大きく2種類あります。チラシにのる簡単なものと、新築マンションのパンフレット図面集にのるような精度の高いもの。パンフレットなどの図面には照明器具などの設備記号が記入されていますが、折り込み広告などのチラシでは省略されている場合が多いようです。中古マンションの場合、もっと詳しく知りたい場合は、仲介業者に頼み、家主から正確な図面を取り寄せる方法が考えられます。


1畳の面積
各部屋の広さは、和室では基本的に畳の枚数がそのまま表示されますが、洋室では壁心面積をもとに1畳あたり1.62m2以上で換算した数値となります。しかし、マンションによって1畳あたりの面積が異なっている場合があります。不動産の表示に関する競争規約で「1畳あたりの面積は1.62m2以上でなければならず、1畳あたりの面積が1.5m2以上1.62m2以下の場合には1畳あたりの面積を明らかにして表示すること」が決められているので、通常はパンフレット図面集の最初に表示されています。

比較
冊子の大きさによって異なる縮尺で表示されている複数の間取り図を比較する場合は、縮尺を100分の1に統一すれば比較しやすくなります。縮尺合わせにはコピー機を使って、90分の1の図面ならば90%に縮小、110分の1の図面なら110%に拡大すれば、図面上の1センチメートルが実際の1メートルになります。

採光
バルコニーが南~西に面しているように間取り図に示されていれば、基本的に良好な日当たりが確保できる構造だということが分かります。しかし、周囲に大きな建物があったり、物件の位置する階が低かったりすれば日照は遮られてしまうので、現地では周辺環境と合わせて確認しましょう。

通気性
間取り図に示された窓の大きさと位置から、風通しの良さが推測できます。通り道が確保されていないと風は通らないので、窓同士が向かい合った位置にあり、間に邪魔するものがないことが重要になってきます。また、いわゆる「はめ殺し」の窓は光を通しても風は通さないので、通風面での期待はできません。

収納
間取り図の収納部分に斜線を引いたり、マーカーで塗って色分けすると全体の収納スペースを把握することができます。収納スペースを調べるときには高さや形状も意識する必要があります。奥行きは間取り図からでも読み取れますが、収納量を左右する高さや形状などの詳細は分かりません。

空間構成
梁・柱・段差といった立体的な空間構成は、間取り図からでは読み取りにくいと言えます。梁の通る位置を点線で示したものや吊り戸の収納を文字で示したものなども一部で見られますが、何の表示もない場合はモデルルームで確認したり、販売員に尋ねるなどして確認しておきましょう。

動線
間取り図から住み心地を読み取ろうとする際、重要なポイントとして「動線」があります。これは部屋の中などでの人の動きを示した線で、毎日の行動の流れを表す「生活動線」、炊事・洗濯などの「家事動線」、お客さんを通すときの「来客動線」など。それぞれの動線が短くシンプルで狭い場所に集中しないようにするのがポイントです。間取り図で動線をチェックしたい場合は、それぞれの動線を想定しながら、間取り図上を鉛筆などでなぞるとイメージしやすいでしょう。

